Avalueは、AI用途にも活用できる新EMSシリーズを発売
堅牢なファンレス設計のEMS-MTUおよびEMS-MTHは、Intel最新第14世代のMeteor Lakeをフル活用
台湾台北― Avalue Technology Inc.(TAIEX: 3479-TW)は、組み込み産業用途に特化したコンピューターメーカです。
2024年9月27日、Avalue Technology Inc.はEMSシリーズ(エンベデッド・モジュラー・システム)の最新製品であるEMS-MTUおよびEMS-MTHを発表しました。
本シリーズは、容易なI/Oカスタマイズ性と柔軟性が強みで、お客様は必要なモジュールを選ぶだけで、ニーズに合致した製品を素早く構築できます。
EMS-MTUおよびEMS-MTHのCPUである、Intel第14世代のMeteor Lakeは、マルチチップパッケージ(Foveros)技術、コア数の増加とIntel® Arc™ GPUの統合により、エッジAIアプリケーションとマルチタスクで特に強みを発揮します。
EMS-MTHは、インテルのMeteor Lake-H Core Ultra 7/5プロセッサーと、最大64GBのDDR5 5600-MT/sメモリー用のデュアル262ピンSODIMMソケットを搭載できるように設計されています。豊富なI/Oには、4つのUSB3.2及び2つのUSB2.0ポート、3つのディスプレイ拡張と2つのLANポートがあります。またこのシステムは、-40℃~+50℃の温度範囲で動作します。
一方EMS-MTUはMeteor Lake-U Core Ultra 7/5プロセッサーを搭載し、-40℃~+65℃の温度範囲で作動します。両モデルはTPM2.0対応しており、セキュリティー性も万全です。
このシリーズは無人搬送車(AMR)、リテール市場、医療/ヘルスケア、交通、ファクトリーオートメーションなどのアプリケーションで活躍すると予想されます。EMSシリーズのモジュール設計を、Avalueのインテリジェント拡張技術(IET)と組み合わせることで、お客様は適切なIETボードを選択するだけで、USB、COM、LAN、PoEポートなどのI/Oオプションを素早く拡張できます。
さまざまな産業アプリケーションの多様なニーズに対応するには、単一の標準IPCではすべてのカスタマイズ要件を満たすのが難しいため、EMSシリーズは最適な選択肢となります。